RECORD

Eno.68 Daliusの記録

回想

「あの……」

——無言。

(もしかして毟ったの怒ってる?)
「尻尾なんですけど」

——無言。

「めちゃめちゃ劣化してませんかね」
「チートすぎてナーフされたの?」

「お似合いでしょう、自分あなたには」

「誰からも信仰されていないのだから」

「否定はできないのにプライドが傷つく」
 自傷行為だよこれ。

「まあ現状困っちゃいないけどさ」

ありかたが変わったのだから」
「当然、でしょう」

「そういう理屈なのこれ」
「弱体の仕方が猛烈に恥ずかしくなってきた」

「捨てて仕舞えば」

「いや使うけどさ。便利だし

「………………」

翼と角きみたちのこともちゃんと考えるよ」

「使うかどうかはちょっとわかんないけど……」

「ご自由に」
「せいぜい尻尾それで彼の監視に勤しんでください」


「…………」



*ぶち、ぶち、ぶち……






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※イカれた独白メンバーたち

本体
人っぽいパーツ。いちばんうるさい。


怪物の翼の部分。
自問自答に付き合ってくれるパーツ。

つの
怪物のつの・・の部分。
無口だがいいところの台詞だけ言う。

尻尾
怪物の尻尾の部分。
何も言わないし姿も見えない。存在はしている。