RECORD

Eno.33 ロイ・アガルタの記録

波の音

私がいたところには海なんてなかったから、見るのは新鮮だった。

海の存在というのは文通仲間から聞いたことはあった。
どこまでも青く広く深く続いているんだと。
時には生き物の前に立ちはだかって飲み込む猛威となることもあるだとか。

少し前に彼女が巻き込まれて無人島に流されたらしいから、ちょっと恐ろしいと思うのかもね。
だけど、この音を聴くとなんだか、

うん、悪くない。