RECORD

Eno.415 ラプラエルの記録

1.原罪について

"主なる神は人に命じて言われた。 「園のすべての木から取って食べなさい。 ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」"
── 創世記 2:16-17

"「死は勝利にのまれてしまった。死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。 死のとげは罪である。罪の力は律法である。 "
── コリント人への第一の手紙 15:55-56



最初の罪については諸説あるが、今現在の人間が犯す罪というものは、たいてい魂と肉体の矛盾にあることから生じる。
肉体に終わりがあるのに対し、魂は永遠を知ることができる。
その矛盾から、人間は不安を抱き、恐れ、罪を犯す。
死のとげは罪である。
勝利は死を内包する。

この世界においては全ての生命は肉体を"巻き戻す"ことができ、それによって闘技者は実質、かりそめの永遠の肉体を手にしたことになる。
つまるところ、我々はこの世界に存在する限り、矛盾がなくなるのである。
少なくとも今のところは。


死を内包しなくなった勝利の果てには真の救済があるのだろうか?