RECORD
Eno.273 玉守 蜜喰の記録






夢

「蜜喰さん、聞こえますか?私です。あなたの妖刀です」

「あなたのおかげで、幾らか自我を取り戻せました。
私、元々人間だったんですよ」

「だけどお父様……あなたに妖刀を渡した呪術師に逆らって、私は死後も道具に仕立て上げられてしまいまして」

「私を丁寧に扱ってくれてありがとう。道具として生まれた私が、まさか本当に道具になってから持ち主に今までになく大切されるなんて思いませんでした。」

「私を壊すって話も聞いてました。だけど、一つ検討してみませんか?
私とあなたでお父様に……あなたを騙した悪党に一矢報いる方法」

「私はまだ力が強くないから、こうやって夢の中で声をかけるのが精一杯だけど……」