RECORD

Eno.56 ルラキの記録

悩みに…

弟の悩みに答えられなかった…
人として欠陥品なのは承知で。
その、ちょうど抜けてるところが、葵の知りたかった部分。

臆病な方がいい…俺みたいに突っ込んで行かなくなるから。
怯えて何もできないなんて事も、葵はないだろうから。

自覚してる。
恐怖や怯えがない事は。
最近は、死にたくないと思えるようにはなったけども。


人間に近づいて戸惑う事も、知らない感情に触れる事も多くなるだろう。
ちゃんと、傍に居てあげたい……けれど。


俺みたいなやつで、本当にいいのだろうか?


もっと適任が、相応しいやつがいるんじゃないか?
そんな思いが燻ってる。
唐猫からせっかく遠ざけられたのだから、のびのびいきいきと生きて欲しい。

きっとこれは悩んでも答えなんて出ないだろうな…
だからと言って、悩む事はやめないけれど。