RECORD

Eno.84 蘢 龘子の記録

わたしという、どらごん


待ち人を待つ間、御守りを掌で転がして。

わたしは、きらきらと光るそれををみつめる。

御守りの中には神秘の青だけじゃなくて
色んな色が加わっているな。

桃色ななもちゃん

水色てるるちゃん

翆色ファリーダ

相談して、応援してくれたみんなの色。

橙色や金色の光だって。
ちらり、きらり、瞬いていて。

見てるだけで思わず笑みが零れてしまう。

えへへっ



ぎゅっと握りしめれば、暖かな想いがわたしに伝わってくる。

この熱が、
わたしがわたしであるための暖かな灯

この地で紡いだ『縁』の暖かさを感じて微笑む。

――うん、きっと大丈夫!



――儀式をすればきっと、いままでの在り方からはかわってしまうんだろう。

――それでも、それなら

――これからは、わたしというどらごんに成るっ!