RECORD

Eno.580 シンディリスの記録

兄からの手紙

シン
「お、兄貴から返って来たな」




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シンディリス。
そちらでは随分と達者にやっているようだな。

正直な話、私はお前が命惜しさにさっさと逃げ帰ってるんじゃあないかと思っていたが……
私が考えていた以上に、お前は骨があったらしい。
いや、運が良かっただけの可能性もあるか……?
まぁ、それもお前と会えばいずれわかる事だ。

無論、セラフィーラの事は忘れてはいない。
私が交わした約定だからな。
この事も含めて、お前には話しておかねばならない事が幾つかある。
それもある故、商会の後の事は部下に任せようと思う。
準備に時間がかかるが、それまで待っていてもらいたい。
数日後には、フラウィウスに着けるようにしよう。

お前がどれだけ成長したのか、楽しみだ。

Silvane Verove Fercarta

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シン
「チェッ、相変わらずの上からの物言いだわ。
 おめでとうだ何だって伝えてくれんのかと思ったぜ」



溜息をつきながらも手紙を丁寧に折りたたみ、元の封筒へ仕舞い込んだ。
























































































































































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「……ヤツが、生きていた……だと?
 どういう事だ?」



暗い部屋の中で、一人の男が机に座り、思案する。

「……あの劣等種チンピラが、本当に500勝したとは……
 偽造も疑ったが、どうやら真実で間違いない様だ」



ギリ、と歯軋りの音が静かに響く。

「……だが、貴様にどの道命など無い……
 セラフィーラは渡さん……貴様などにはな……」



机の上に転がる、銀十字を撫でながら、男は呟いた。


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