RECORD
Eno.457 ルルベル・シャンパーニュの記録
"点"で固定し、"線"で結ぶ。
極めて物理的な、人除けのおまじない。
それを施してから――

再び、"皮袋"の中へと入る……
---
--
-
まとまらなかった考えもだいぶ整理がついてきたのか。
ふと、今回は"先"について考えようかと思った。
お供は、手作りのクッキーとハーブティー。

ここは楽しい。
開催中は毎日がお祭りのようで、その気持ちに嘘はない。
けれど、いつかオリアンドさんが言っていたようにこの期間も終わりが来る。終わりが来るからこそ、次を楽しめる。
様々な出来事があったこの地に永住しよう…という気は、起こらず。

…それは、今も心の中で、"ネアさまはこの地から離れるのだろう"という予感がある。
そして、考えがまとまりつつあるからこそ、"彼女なくして生きられない"という極端な思考からも外れてはきた。
……いや、結論付けるのは、正直まだ怖かった。ネアさまがいてくれたからこそ、今まで自分は生きていこれたのだ。怖いのは、きっと、忘れられるかもしれないという恐れ。

そう心配するのは親の役目なんだけどなぁ…と、内心ツッコミしつつ。
異世界なんて、国を渡り歩く規模より広く、大きく。
彼女は神だ、神だが、どんどん、小さく、なって、いく。

不意に、首に触れる。まだ、供物は、残ってるだろうか。
せめて、……というか、うん、もう取り繕わなくていい、これは一方的な好意だ。押し付け。善良な面をした、酷い依存!
でも、手放したくない。だから、

自らの首に、"線"を巻く。そうして、おまじないらしく願い事をする。
願わくば、どうか……私が、私に、勇気を。

この思考の時間が、決して無駄にならないように。
どうか、あの子と、あの子に、想いを伝えられる勇気が、身に付きますように。
■■+■日目の自問自答
"点"で固定し、"線"で結ぶ。
極めて物理的な、人除けのおまじない。
それを施してから――

「右よし、左よし。」
再び、"皮袋"の中へと入る……
---
--
-
まとまらなかった考えもだいぶ整理がついてきたのか。
ふと、今回は"先"について考えようかと思った。
お供は、手作りのクッキーとハーブティー。

「…私は、フラウィウスを離れたい。」
ここは楽しい。
開催中は毎日がお祭りのようで、その気持ちに嘘はない。
けれど、いつかオリアンドさんが言っていたようにこの期間も終わりが来る。終わりが来るからこそ、次を楽しめる。
様々な出来事があったこの地に永住しよう…という気は、起こらず。

「…」
…それは、今も心の中で、"ネアさまはこの地から離れるのだろう"という予感がある。
そして、考えがまとまりつつあるからこそ、"彼女なくして生きられない"という極端な思考からも外れてはきた。
……いや、結論付けるのは、正直まだ怖かった。ネアさまがいてくれたからこそ、今まで自分は生きていこれたのだ。怖いのは、きっと、忘れられるかもしれないという恐れ。

「…それに、ネアさまが一人で寝られるか心配だし、怪我をするかもしれないし…」
そう心配するのは親の役目なんだけどなぁ…と、内心ツッコミしつつ。
異世界なんて、国を渡り歩く規模より広く、大きく。
彼女は神だ、神だが、どんどん、小さく、なって、いく。

「………」
不意に、首に触れる。まだ、供物は、残ってるだろうか。
せめて、……というか、うん、もう取り繕わなくていい、これは一方的な好意だ。押し付け。善良な面をした、酷い依存!
でも、手放したくない。だから、

「…■■■■…」
自らの首に、"線"を巻く。そうして、おまじないらしく願い事をする。
願わくば、どうか……私が、私に、勇気を。

(自らに加護をかけるなんて、初めてだけど…)
この思考の時間が、決して無駄にならないように。
どうか、あの子と、あの子に、想いを伝えられる勇気が、身に付きますように。