RECORD

Eno.457 ルルベル・シャンパーニュの記録

■■■日目の自問自答

"点"で固定し、"線"で結ぶ。
極めて物理的な、人除けのおまじない。
それを施してから――


「………」



幾度目か、"皮袋魔道具"の中へと入る……


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考える。
考える。
考える。


もう少し、もう少し、だけ。
そう思えば、いつの間にか、いつの間に、か。
何日も。何時間も。


ずっと、思考の海へと、沈む。



自分モニカの人生とは、何だったのかな。とか。
ここに閉じ込めて、他の人のことを考えなかったのかな。とか。

出会った人々。
体験した事。
感情。変化。絶望。救済。

色々、あった。
人生の縮図のようであった。


「・・・」




これで、終わってもいいかのようにも思えた。
第二の生にしては、あまりにも恵まれすぎて、このまま終えてしまってもいいぐらい。

私の終わりエンディングとは、どこにあるのだろう。







…と、考えた回数も、もはや三桁の域。
人間とは何度も、何度も、何度もと思考を経ると悟りに至るとはよく言われたものだなぁって。
…いや、どうなんだろう。普通はそこを悩みながら結論づける前に終わりを迎えるものだから、こんなに時間があることが異常で、こんなに考えられてしまう頭もまた、異常で。


「つまり私はもう…狂ってる…?」




という、ふざけような、当たってるような答えも出てしまうわけで。
自分には出来ないだろうと思っていた、"思考"と"感情"を切り離せる術まで身に付いてしまった。


「・・・」


「…海が見たいな…」




やらねばならないことを全て尽くした後は、そう、海を見よう。
願いの1つに、それも付け加えておかなくちゃ。


「…さて、」




もう少しだけ、リンちゃんに甘えようかな。
時間が恵まれている内に、手を広げたい・・・・・・・
そう思った私の傍らには――古い、魔術書が1つ。