RECORD

Eno.35 V.F.の記録

-2

「…これで、良いのかしらね。」



「…姉様?」



「あら、ロスヴァイセちゃん。
 御免ね、気付かなかったわ。」



「何か、心配事ですか?
 そんな 表情かお をしていました。」



「…ううん、大丈夫よ。」



「それより、天音ちゃんは如何だった?」



「元気にやっているみたいです。
 姉様も一緒に会えれば良かったのですが。」



「仕方無いわ~。
 他のヴァルハラとの調整が面倒くさいもの~。」



「ヴァルトラウテも無茶ばかり言うし。
 ロスヴァイセちゃんだけでも、直接お話出来て良かったと思うわ。」



「それは、そうですけれど。
 出来れば、またみんなで会いたいです。」



「そうね。また、あの頃みたいにね…。」



「まぁ、今はお仕事をしましょう。
 ロスヴァイセちゃん、そっちはお願いしても良い?」



「お任せください。
 ヴァルトラウテ様から、許可を頂いて来ます。」



「ブリュンヒルデと一緒に居るタイミングを狙うのが、ササッと話を通すコツよ~。
 いってらっしゃーい。」



「……。」



「…私と、ロスヴァイセちゃんは、あなた達のお陰で本当の意味の姉妹になれた。
 私は、私達は、そう思っているわ。」



「でも、あなた達は……本当に、それで良いの?
 それがあなた達にとっての、姉妹なの?」



「…難しいのね、姉妹って。」




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ヴァルキュリア・オルトリンデ
英霊を導く、翡翠の乙女。
ヴァルキュリア九姉妹の三女。



ヴァルキュリア・ロスヴァイセ
英霊を導く、白銀の乙女。
ヴァルキュリア姉妹達は皆、姉妹と言うには繋がりが希薄だが、ロスヴァイセとオルトリンデは絆を持つ。