RECORD
Eno.176 ダイコクテンの記録
まだ見ぬ武器を求めて
外世界渡航券
Eno.825:アクエリアスからのプレゼント
『アザルシス行き』と書いてある
"外の世界へ旅立つための、または元の世界へ帰るためのチケット。港湾局にこれを渡して行きたい世界を伝えると渡航船に乗せてくれる。"

渡航券を貰った経緯は数日前のロビーでのやりとりに遡る…
バニーの格好をしてお冷のサービスをしてきた大蟹。
ある日ある来訪者に話しかけられた。
相手もなんとなく、といった風な態度であった。

「お前はなんなんだ、喰われそびれた蟹か?」
「えっ?!あっしも剣闘士ッスよ!
生まれも育ちも現地の蟹ッスけど美味しいかはわかんないッス!」
「そりゃ喰われてなかったら不味いかもわかんねえな。
にしても剣闘士な…」
不思議な格好をした褐色肌の女性。
剣闘士アクエリアスとして登録された異国のヒト。
その口調や仕草から男性的であったが
どうにもやはり男性のようで…?
「『あばたー』ってやつだ。俺の分身みてえな存在だ。
細かい事は俺もよく判らないからそうとしか言えねえ。
俺自身は海の遥か向こう側の闘技場に居る。」
「えっ!!他にも闘技場があるんスか!」
「そりゃあるだろ。」
「はえ〜、それにしてもどうして『あばたー』で来たんスか?」
「…『フラフィウス』の都合に合わせてってとこだな。
蟹を喰う奴は多くいれど、人を喰う奴はそんないねえだろ?」
「えっ」
「俺は、いや俺もか?
栄養価云々抜きに体質的に必須にされてる人食い種だ。
そんな奴が『フラフィウス』で闘うどころか生きるのも難しいだろ?」
それでも闘いに遣って来たのは
それだけ他舞台の闘いの場に興味を示したから…
「わ〜遠路遥々お疲れ様ッス!
お冷どうぞッス!」
「水ばっかそんないらねえよ。
で、お前も剣闘士のくせになんで水配りなんてしてんだ。」
「んん〜
あっしは色んな武器が好きッス。
此処の武器は全部手に入ったッスから〜
今はお礼参りしていたッス。」
「武器が好きなだけか?」
「んん〜
細かく言うと色んな武器の色んな闘い方を知るのが好きッス!
だから、他にも闘技場があると聞いて
ちょっとわくわくしちゃったッスねえ。」
「じゃあ来るか?」
「えっ??」
「此方の闘技場にだ。」
「な、なわばり〜??」
彼が『フラフィウス』に来れないのは
先程の理由に加えて『闘技場に欠かせない重要人物だから』だった!
それ即ち運営者か頂点どちらかを意味する…
「とっても嬉しいッスけど、どうしてあっしを??
あっしは何をしたら良いッスか??」
「なんというか俺も(あっちの闘技場の)客も目新しいのに飢えてんだよ。
この際人間でも蟹でも構わん、対戦相手になれ。
あっちにはよく判らん武器や能力者しかいないぞ。
何をしたらと言われたらそうだな…渡航券代だけ払えばいい。
後は精々喰われないように勝利に喰らいついていけ。」

Eno.825:アクエリアスからのプレゼント
『アザルシス行き』と書いてある
"外の世界へ旅立つための、または元の世界へ帰るためのチケット。港湾局にこれを渡して行きたい世界を伝えると渡航船に乗せてくれる。"

あざるしす…
渡航券を貰った経緯は数日前のロビーでのやりとりに遡る…
バニーの格好をしてお冷のサービスをしてきた大蟹。
ある日ある来訪者に話しかけられた。
相手もなんとなく、といった風な態度であった。

「お前はなんなんだ、喰われそびれた蟹か?」
「えっ?!あっしも剣闘士ッスよ!
生まれも育ちも現地の蟹ッスけど美味しいかはわかんないッス!」
「そりゃ喰われてなかったら不味いかもわかんねえな。
にしても剣闘士な…」
不思議な格好をした褐色肌の女性。
剣闘士アクエリアスとして登録された異国のヒト。
その口調や仕草から男性的であったが
どうにもやはり男性のようで…?
「『あばたー』ってやつだ。俺の分身みてえな存在だ。
細かい事は俺もよく判らないからそうとしか言えねえ。
俺自身は海の遥か向こう側の闘技場に居る。」
「えっ!!他にも闘技場があるんスか!」
「そりゃあるだろ。」
「はえ〜、それにしてもどうして『あばたー』で来たんスか?」
「…『フラフィウス』の都合に合わせてってとこだな。
蟹を喰う奴は多くいれど、人を喰う奴はそんないねえだろ?」
「えっ」
「俺は、いや俺もか?
栄養価云々抜きに体質的に必須にされてる人食い種だ。
そんな奴が『フラフィウス』で闘うどころか生きるのも難しいだろ?」
それでも闘いに遣って来たのは
それだけ他舞台の闘いの場に興味を示したから…
「わ〜遠路遥々お疲れ様ッス!
お冷どうぞッス!」
「水ばっかそんないらねえよ。
で、お前も剣闘士のくせになんで水配りなんてしてんだ。」
「んん〜
あっしは色んな武器が好きッス。
此処の武器は全部手に入ったッスから〜
今はお礼参りしていたッス。」
「武器が好きなだけか?」
「んん〜
細かく言うと色んな武器の色んな闘い方を知るのが好きッス!
だから、他にも闘技場があると聞いて
ちょっとわくわくしちゃったッスねえ。」
「じゃあ来るか?」
「えっ??」
「此方の闘技場にだ。」
「な、なわばり〜??」
彼が『フラフィウス』に来れないのは
先程の理由に加えて『闘技場に欠かせない重要人物だから』だった!
それ即ち運営者か頂点どちらかを意味する…
「とっても嬉しいッスけど、どうしてあっしを??
あっしは何をしたら良いッスか??」
「なんというか俺も(あっちの闘技場の)客も目新しいのに飢えてんだよ。
この際人間でも蟹でも構わん、対戦相手になれ。
あっちにはよく判らん武器や能力者しかいないぞ。
何をしたらと言われたらそうだな…渡航券代だけ払えばいい。
後は精々喰われないように勝利に喰らいついていけ。」

思わず飛びついちゃったッスけど〜…偶にこっちに帰ってきても良いかも聞いてみないとッスね〜