RECORD
Eno.576 ELMERの記録
白線の先/夜を行く者
白線を踏み越えた。
似たもの同士の、僵尸の手に引かれて。
9年、踏み超えられなかった罪。4年重ねたヒトとの溝。自ら化け物に堕ちれば、罰を受けられると信じていた。
『黒くていい。』
そう言われたことが、どれだけ救われたか。
黒でしかいられない俺が、黒でいいと認められた。その1歩が、どれだけ長かったか。
「エンシェント、話がある」
『…何?』
「…アーティファクトドライヴを、解体する。あれは、俺のやりたい事が出来なかった」
『キミの……やりたい事?』
「ああ、俺の今の目標は、お前を自由にする事なんだ。俺の手無しで、どこまでも行ける。俺の制限なしで、誰かと笑い合える。
……お前は源星の竜じゃない、あくまで森の主だ。
俺はお前を尊重したい。これ以上、お前が誰かに縛られるのを見たくない。もちろん、それには俺も含まれてるんだ。」
眠らせていた技術。本来は、俺が死ぬとわかった時に、俺を保存する為に研究していた技術。
「……プロジェクトラプトル。お前に、新しい体を託したい」
似たもの同士の、僵尸の手に引かれて。
9年、踏み超えられなかった罪。4年重ねたヒトとの溝。自ら化け物に堕ちれば、罰を受けられると信じていた。
『黒くていい。』
そう言われたことが、どれだけ救われたか。
黒でしかいられない俺が、黒でいいと認められた。その1歩が、どれだけ長かったか。
「エンシェント、話がある」
『…何?』
「…アーティファクトドライヴを、解体する。あれは、俺のやりたい事が出来なかった」
『キミの……やりたい事?』
「ああ、俺の今の目標は、お前を自由にする事なんだ。俺の手無しで、どこまでも行ける。俺の制限なしで、誰かと笑い合える。
……お前は源星の竜じゃない、あくまで森の主だ。
俺はお前を尊重したい。これ以上、お前が誰かに縛られるのを見たくない。もちろん、それには俺も含まれてるんだ。」
眠らせていた技術。本来は、俺が死ぬとわかった時に、俺を保存する為に研究していた技術。
「……プロジェクトラプトル。お前に、新しい体を託したい」