RECORD

Eno.267 鳴瀬 明輝の記録

エピローグ

今日でシーズンというのが終わる。
「最後の方、全く出来なかったんだけどね〜……」
今までの分がきたかのように筋肉痛になり、試合所ではなかった。
まだ痛いが、帰らねばならない。
「まあまあ楽しかったよね。でもやっぱり戦うのは苦手だよ」
荷物をまとめ、外世界渡航券を買い、港湾局へ。

「心残りがあるとするならー……99連勝したかったねぇ。いやでも無理か〜。31連勝で許してほしい……」


「いや、1番の心残りは瑠璃ちゃんだよ」


最後の報告で逃げるように切られた。
やはり、嫌われている。嫌われてしまったのかもしれない。




観世かんぜに帰ってきた彼を出迎える同僚、仲間の中に柊果 瑠璃しゅうか るりの姿はなかった。