RECORD

Eno.286 イデアの記録

そして、玉座は消える

資格は『残響』に攫われていた
名誉は『残響』が掴み取った

この場所闘技場に、暴君絶対の者は、不要である

2シーズンの活動歴を踏まえた『世界』の結論であった

『暴君』は何も言わず、ただ受け入れた
『勇者』のように心を得ることは無く、宿命に殉ずる事にマチガイを見出さなかったから

遊戯のようなそれらは暴君の空洞にはなにも。響くことは無かった

「命すら賭けない処刑に、意味など」

ない

これはよくある事。生物のように言うのなら、自然淘汰

無作為に生み出された失敗作に過ぎない
……それこそ、最初の彼レウムのように

「……ふん」

これから届く一言。それを視て、王は消えた

「……煩わしく響くが良い。読者の望むのなら、それが正しい」