RECORD
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シアーナへ
おや、宜しいのですか? ではちゃんと練習しないとですね。
いきなりやると不格好なものになってしまいそうですから。
という訳で旗で10000回勝つまで挑んだのですが、ついぞオンシーズン中には間に合いませんでした。
暫くはまだ此方に残りますしもう少し挑んでも良いのですが……その、手心とかこう……。
結局、次に来たリーグはあまりにも様子がおかしかったですね。
アレーナがNo.4やドゥームなどの様子のおかしい方々を収容出来ている理由が分かった気がします。
普段のアレーナって凄く理性的だったんですね。
私はいつも通り旗槍とマチェットと、それから気分でひとつですかね。
慣れているのもそうですが、なんだかんだ色が偏っているので心理戦に持ち込めますし。
都市の事についてですね、勿論構いませんよ。
幾らかの振り返りも含めて記しておきますね。
私たちの地下都市イルは、大きく三層に分かれています。
俗に言う上流市民や貴族と呼ばれる者に、
都市の三柱組織である『医者』『教会』『技術者』の関連者が住まう上層
一般人や三柱以外の中・大型組織が自治区、もとい縄張り争いをする中層
それから退廃地区と変わらぬ様相を持つ下層。
基本的には全域を通して治外法権であり、
代わりに各組織が各々の自治区に於いて法を強いています。
ですのである程度の序列はあれど、具体的に誰かが治めている と言う土地ではありません。
特に下層にもなると手に負えない者や事態、敢えて管理しない事による暗部を残していたりと
その様相は酷いものです。
技術面はフラフィウスからそう大きくは乖離していません。
強いて述べるのなら技術者の所はもう少し進んでいる部分がありますが。
魔法は存在せず、代わりに我々教会が使う「聖力」、都市の者全員に発症の恐れのある「異能」、
それから今は禁忌指定となった「呪術」。
これら三つの要素が主に流通している能力ですね。
三層の土地と三柱組織、三つの能力。
これが地下都市イルの外郭です。
あまり長く書いてもアレなので、他の事はまた今度。
気になる事があれば書いていただければお答えしますよ。