RECORD

Eno.8 スフェーンの記録

Record:レピドライト:3

「生まれてすぐに俳優デビュー!」



「なんてジョークもなんとすぐ通る」



「あたし、子役だったの」



「物語の最序盤でやられる役よ」



「だいたい、悪側は四人組で」



「全員最終話で倒されるのだけど」



「たまには趣向を変えなくちゃって」



「あたしはどこにもいない役者になった」



「でも、私の場合は物語に刺激を与えるための役割」



「マンネリ打破のためだったから」



「子供を殺すなんてかわいそうだと意見が上がって」



「回収された」



「映像制作会社のキャンディドショットにね」



映像制作会社:キャンディドショット。
大いなる機械の手下。マザーの手足の人間たち。
全ての俳優はここの所属として紹介されるけど。
“居住区”の俳優たちは、その自覚はあまりないのだろう。
対して、ヒーロー側の俳優たち。
それらは、会社への所属意識があり。

あたしは、悪役だけどあったってわけ。