RECORD

Eno.7  の記録

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考えなければならない事はあった筈なのに思考が回らない。
思考を回した所で、と言う前提でそれより先がない。
絞首台で浮き足を立たせた様に、息を詰まらせるのは楽だった。



楽であるべきではない、筈。
楽ではない。

何をしようとどうせ、
なにもしたくないんだっけ。

選択なんてものはそれに適うものが、
なにも選ばないということすら択であったとするなら?

貫くべき意思や思想、決断があるとするのなら、
今更大半を放棄しておいて何を述べるにもならないだろう。
自分の思考も感情も解せないしその必要もない。どうでもいい。何かが、

何をしてもしなくても間違うよ。
だから例えば、そうだな。

腹のこれが孵ろうと潰れようと、そうなる様にしてなった と言う事だろうし。
何も考えてはいない。



『でもおにあいだとおもうよ』


そう囁く私の声は無視をした。