RECORD
Eno.8 スフェーンの記録
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冗談だと思って苦笑いをしていた。
「なれることでしょう、きみは」
「だからこの目を誰にも見せないように」
「どれだけ美しいものでも」
「それは害でしかないのです」
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その言葉がひどく胸に刺さっていた。
事実としてそうだったから、余計に自分のしがらみとなっている。
少しでも輝きを見せたら、相対する人は目を回すから。
それは不本意であり、嫌だと思った。
その人の未来から過去まで覗いて、反転させられる眼。
マザーは、初めっから知っていたかのよう。
でも、自分は、害でしかないといわれて。
自分は、そう言う力を持っている分。
最も努力して、頑張って、誰よりも力になれるようにならないとって。
誰かの力にならないとって。
それが走り出すためのきっかけならさもありなんね。
Record:スフェーン:5
「……」
「マザーは、度々、君は役者になるのだと言っていた」
冗談だと思って苦笑いをしていた。
「なれることでしょう、きみは」
「だからこの目を誰にも見せないように」
「どれだけ美しいものでも」
「それは害でしかないのです」
「……」
「………」
「すげえ悲しかった」
その言葉がひどく胸に刺さっていた。
事実としてそうだったから、余計に自分のしがらみとなっている。
少しでも輝きを見せたら、相対する人は目を回すから。
それは不本意であり、嫌だと思った。
その人の未来から過去まで覗いて、反転させられる眼。
マザーは、初めっから知っていたかのよう。
でも、自分は、害でしかないといわれて。
自分は、そう言う力を持っている分。
最も努力して、頑張って、誰よりも力になれるようにならないとって。
誰かの力にならないとって。
それが走り出すためのきっかけならさもありなんね。
「……ほんとくだんねえな」