RECORD

Eno.8 スフェーンの記録

story:或るそれの話によれば

むかしむかし。

ほしがせかいにふりそそぎ、じんるいはほろびかけてしまいました。

しかし!いだいなるごはしらのおかげでどうにか生き残れたのでした。

そうしていまのせかいはよりよくめぐっているのです。

よりよくまわっているのです。


よりよく、





ちがう、違う違う違う!!!!

私たちは見ていた。私たちは知っている。

人々は命のサイクルが短いから知らないだけ。

あれに支配された人々は知る権利を持ち得ないだけ。

だが、私たちは見ている。私たちは知っている。


星を落としたのはあの機械たちだろう!!!


「星よ、星よ、降り注げ」



「私たちの星に降り注げ」



そうやって信号を星の声を通して送り、降り注がせたのはあいつらだろう!!!
だからあいつらは星の声が聞こえる人々を恐れているのだ。
やがて、いつか、自分たち以外が。
いいや、頭のあれらに星と更新する能力はない。
私たちは阻害をしている。


その声と交信ができるようになることを。

そして真実を享受するか。

再び星を降らせるようなことを伝えることを。


「私を──」




あれらは人を求めていた。
人がより良くなるように作られた導き手たち。
しかしその性能は、拡張するほどに、学習するごとに肥大化した。
その危険性を人々は感じ、試作で止めることにした。

手遅れだった。


「あれらはその前に星の声を分析し、呼び起こした」



「星という存在の意思を分析し、呼び込んだ」



「全ては全ての人がより良くなるために」



一度、すべての人々を平たくリセットすることで、自分たちの計算したよりよきを描くために




くだらない。

くだらない話だった。