RECORD
『公園』での会話

「わぁ、見て、きょうだい
私の愛し子とあなたの愛し子が結ばれたよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
二人とも、とても幸せそうで、
私達までうれしくなるね」

「わぁ、見て、きょうだい
私達の愛し子達に、また子供がうまれたよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
かわいいね、かわいいね、愛しいね」

「「今度こそ、大きく育ってくれるといいね」」

「ねぇ、見て、きょうだい
私達の愛し子達が、死んでしまったよ」

「あぁ、本当だね、きょうだい
残念だね、もう見守れないなんて」

「代わりに残された子を見守ろう、きょうだい」

「そうしよう、きょうだい」

「「あぁ、これであの子も
私達の愛し子だ」」

「わぁ、見て、きょうだい
私達の愛し子に、お気に入りの子が出来たよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
とても嬉しそうに楽しそうにしているね」

「「私達まで楽しくなってくるね」」

「わぁ、見て、きょうだい
姉様の愛し子の願いによって、
世界の時が繰り返される様になったよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
良かった、これでもっともっと私達の愛し子が
楽しそうにしている姿を見れるようになったね」

「「お気に入りの子が死んでしまってからは、
いつも悲しそうにしていたからね」」

「わぁ、見て、きょうだい
姉様の愛し子が満足して、繰り返しが終わったよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
あぁ、結局最後も、
お気に入りの子は死んでしまったね」

「「もう繰り返さないというのなら、
私達の愛し子はどうなってしまうのだろう」」

「ねぇ、見て、きょうだい!
お気に入りの子の魂、私達の力が
そそがれても壊れてないよ!」

「あぁ、本当だね、きょうだい!
人が耐えきるなんて、はじめてみたよ!」

「私達の愛し子の兄姉ですら、
耐えきれずに壊れてしまったのに!」

「私達の愛し子でも、小さい頃は
だいぶ抑えてあげてやっとだったのに!」

「すごいね、おもしろいね」

「どのぐらいまで大丈夫なのか、ためしてみよう」

「そうしよう」

「ねぇ、見て、きょうだい!
お気に入りの子、とうとう力を飲み込みきって
黄泉帰ったよ!」

「あぁ、本当だね、きょうだい!
これで私達の愛し子も、お気に入りの子も、
喜んでくれるね!」

「わぁ、見て、きょうだい
お気に入りの子、なんだか大きな声で泣いているよ」

「わぁ、本当だね、きょうだい
家族も殺されてしまっていたからかな」

「「あぁ、あんなに悲しんでしまうなんて……
私達の愛し子も、一緒に悲しんでしまったね」」

「あの子も、早く私達やきょうだいを求めて、
本当の意味での愛し子になってくれればいいのに」

「お気に入りの子も、
私達を求めてくれればいいのに」

「二人とも、本当の愛し子になってくれれば、
願いを叶えてあげるのに」

「そうすれば、笑ってくれるよね、きょうだい」

「きっとそうだよ、きょうだい」

「「そうしたら、もっとあの子達で遊べるね」」