RECORD

Eno.687 滓喰の記録

悲願

死を
死を
遍く呪い子不死に静謐なる死を
我等が爪を、牙を以て呪を喰らえ
我等が神の喉笛に突き立つその日まで

身の内から声がする
殺せと叫ぶ声がする
一族郎党、父が、母が、兄弟が
祖父が、祖母が、朋が
腹の底で悲願の叶うその時を待ちわびている

*刃を研ぐ音


弔いは未だ果たされることはなく
呪は巡り、神の喉笛はただ遠い