RECORD

Eno.276 リベレの記録

バイト百景 その8

「友達のプレゼント作戦、うまくいくでしょうか……」


「リベレ、そういう相談にも乗ってるんだ~」


「異性にあげるものなんて僕もわかりませんけどね。
 真剣に考えて提案はしましたけど」


「えっ 恋の話!?!?」


「あなたはそういうの好きそうですね」


「大好きだけど!?
 ヒーローが特攻する場面で愛を叫んだり
 ヒロインとの愛の力で全てを解決したり……」


「この子に相談しなくてよかったです。
 ジャンルが偏ってる……」



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「というわけなんで、いい機会だし僕もお花を買ったんですよ」


「店長、エフェメラ、いつもありがとうございます」


「きれいかわいい~。こちらこそありがとね、リベレ!」


「アタシは花で買収されるようなガキじゃねえぞ」


「こういうのは渡す側の気持ちですので」


「フン……」


「エフェメラ、お前の部屋に分けてやろうか。
 長持ちする細工してやる。ちょい待ってろ」


「ふふふ、リベレにいいこと教えるね」


「店長さん、お花好きなんだよ~。
 だからああ見えて、すっごい嬉しいと思う」


「素直じゃないお人ですね~」
「ほんとにね~」


そんなこんなで、店のカウンターには
こまめに花が飾られることになったのだった。