RECORD

Eno.272 『残響』の記録

その存在を認めない

この神の愛受けし王に筆を直々に取らせた不敬を感じるといい
このまま『残響』如きの声にオレの耳を塞がせる訳にはいかない。故にこそ、言葉を賜わす

何か勘違いしているようだが、次の『勇者』は発生しない。愚かなりし先代が、下手に記録を強く、そう、お前が生まれるほどに強く残した故に、彼こそが『勇者』であると定義されたからだ

つまり、お前は空に響く音でありながら、観測者の力を無尽蔵に借り受ける不相応な身である

お前はかの『勇者』に非ず、それどころかその記憶と姿を持っただけの泥人形スワンプマンに過ぎない

その様に発生した切っ掛け等知らぬが、疾く大人しく観賞用に留まると良い
拝見すら叶わぬはずの作者や読者に助けを求めた軟弱の証として、な

『暴君』