RECORD

Eno.276 リベレの記録

バイト百景 その10

※仕事がなくて暇なので、みんなでボードゲームをしています。

「そういや、コンクールの結果が出たんだって?」

「そうなの! 聞いて聞いて。
 賞はもらえなかったんだけど、
 講評をしてもらえたよ~」

「“表現やストーリーテリングはこれからですが、
  作品のテーマは筋が通っており、
  情熱を感じさせるものでした。
  これからも書き続けてください。” って!」

「よかったじゃん。
 んし、このマスは取った」

「おめでとうございま……て、店長、卑怯ですよそこは」

「どっちかに集中しない?
 あ、私ここでこのカード使うね」

「素直にお祝いしたいのに局面がそうはさせてくれない」

「リベレが弱すぎんの。カモられてんぜ」

「うぐぐ……。そ、そういえば、
 エフェメラはお留守番は大丈夫そうなんですか?
 店長はともかく僕は結構長居するかもしれなくて」

「ふふふ。話題を変えてゲームに集中させないようにしてる。
 リベレ的には意外かもしれないけど
 私はお料理もできちゃうもんね」

「そうだったんですか!?
 あっ!! なんで今のタイミングでそれ!!」

「闘技もゲームも隙見せた方が負けんの」

「これはリベレはドベ確定かな~。
 お野菜も何でも細かく刻んで煮ちゃえば
 とろとろのスープになっちゃうからね」

「料理できない僕が言えることじゃないんですけど、
 たまにはかたいものも食べてください」

「心配がげっ歯類に向けるそれなんよ。
 アタシ上がりね」

「あ~ん負けちゃった。二番かあ。
 約束だからリベレ、お留守番の時のお菓子買ってきて~」

「まだ勝負がついてないのにドベにされてる……!!
 めちゃくちゃ硬いクッキーとかにしますよ……!!」