RECORD
Eno.375 カロの記録
おはよう
さて、幾らかの収穫と疲労を抱え、本来の目的地に辿りついた。
もし。と数人に人を尋ねれば、ああそれならと路地を示された。
多少予想はしていたけれど、まったくそれにしてもボロ雑巾のよう!
冴えざえとした翼は汚く乱れ、濁った瞳がふわふわと宙を揺れている。乱雑に剥かれた身体は暫く見ないうちに更に傷で埋め尽くされていて、虫の息が僅かに上下する度に赤黒い命が流れ出ていく。
駄犬が見惚れるほどに死にかけている。
「全く、感心するほどにだらしがない」
力なく開いた半開きの口に取っておきのクスリをねじ込んだ。1本、もう1本入れておこうか。
「さっさと起きなさい、仕事の時間よ」
◇◇◇
ガン!!!と頭に衝撃が走る。
揺れて眩んだ視界はイヤに鮮明で、それは"助け"が来たことの証左であった。
「……おはよ。マイゴッド」
こめかみを踏み抜く足にご挨拶。
続けざまに腹を蹴られて息が詰まった。
ゲ、と口を開けば食った覚えの無いゴミがゴロゴロ。
ロティサリーチキンみた〜い♡
立ち上がろうとしても体に力が入らない。
赤黒くてきったねぇシミが石畳を縫って広がっている。
「もっと全力で助けてくれよ。最期まで面倒見るってお前が言ったんだからさ」
もし。と数人に人を尋ねれば、ああそれならと路地を示された。
多少予想はしていたけれど、まったくそれにしてもボロ雑巾のよう!
冴えざえとした翼は汚く乱れ、濁った瞳がふわふわと宙を揺れている。乱雑に剥かれた身体は暫く見ないうちに更に傷で埋め尽くされていて、虫の息が僅かに上下する度に赤黒い命が流れ出ていく。
駄犬が見惚れるほどに死にかけている。
「全く、感心するほどにだらしがない」
力なく開いた半開きの口に取っておきのクスリをねじ込んだ。1本、もう1本入れておこうか。
「さっさと起きなさい、仕事の時間よ」
◇◇◇
ガン!!!と頭に衝撃が走る。
揺れて眩んだ視界はイヤに鮮明で、それは"助け"が来たことの証左であった。
「……おはよ。マイゴッド」
こめかみを踏み抜く足にご挨拶。
続けざまに腹を蹴られて息が詰まった。
ゲ、と口を開けば食った覚えの無いゴミがゴロゴロ。
ロティサリーチキンみた〜い♡
立ち上がろうとしても体に力が入らない。
赤黒くてきったねぇシミが石畳を縫って広がっている。
「もっと全力で助けてくれよ。最期まで面倒見るってお前が言ったんだからさ」