RECORD

Eno.249 情報屋の記録

珍事件発生!?

さて、と……
渡航権を使って帰ったある日の事だった。
“街”の連中には何も言わず急に消えたから、きっといなくなったか死んだものだと思われているのだろうな…

「ちーっす!」

普段よく仕事をする面々の、アジトのような溜まり場に足を運んだ。

「え?さっきいた?は?」

自分は今来たばかり。
なのに今の今まで情報の交換をしていたと言う。

「今来たばっかだぜ?それ本当にオレ?」

言われてみれば確かに声は違ったなと。
背格好はそっくりで、グラサンはオレのより少し色の濃いものだったらしい。

「ははぁん…いない間にニセモン出やがったな…」

治安の悪い“街”ではよくある事だし、情報もこっちの方が持ってる数が多い。
だからまぁ、問題はないだろう。

「オレがホンモンな!さっきいたって奴、これ知らないだろ?」

オレだけ・・が知っている情報を話せばあっという間に納得されて。
どうせならそいつを見せ物にでもしようと探す事にした。