RECORD

Eno.249 情報屋の記録

珍事件②

——数十分後。オレのニセモノはすぐに見つかった。

「よぉ!オレが居なかった間に好き勝手してくれたみてぇじゃねぇの」
『!?』
「なぁに驚いてんの?まさかオレが戻って来たの知らなかったん?仮にも〝情報屋〟名乗ったんなら、こんくらいすーぐわかんだろーが」
『お、おれが本物の情報屋だ!』
「へーへーそ〜ですか」
『お前が偽物だ!そ、そうだろみんなっ!』

ニセモンの呼びかけに、周りにいた連中はどっちがホンモンか分からなくて首を傾げた。

すぐに後から騒ぎを聞きつけた野次馬やら、さっき話てた連中も集まって来て…

『しょ、証拠は!?おれが偽物だって言うならあるだろ証拠!』
「はぁ?先ずお前のグラサン似ても似つかないニセモンだし。オレのこれは特注品で出回ってねぇのよ…え?まさかオレになりすまそうってのに知らなかったワケ?」

くすくす、オレを本物だと知ってる連中から笑い声が漏れた。

『う、うるさいっ!今日は気分を変えて違うの付けたかったんだよ!』
「へぇ…そーですかぁ」
『他には?ほ、他にもあるんだろうな!?』
「あったりめぇだろ?グラサン取れや」

オレはニセモンにグラサンを取らせ、自分でも取る。