RECORD

Eno.456 雛鳥の記録

そっと届けられた手紙

これは貴女の元へひっそりと置かれた手紙…

先ずは手紙ありがとう。
あれから話せなかったが、修復中でそれどころじゃなかっただろうし気にしなくていい。

そっか、ムゥとの時間が少しでも過ごせたのなら良かった。ムゥはミハエルを“ママ”として慕っていたからさ。


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わからないなら、それでもいいと思う。
答えが出ることばかりではないだろうし、焦る必要もないだろうから。

分かった。その日まで待つよ。ミハエルの言葉を待つ事にする。


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おいおい、待って言ったり忘れろって言ったりどっちなんだよ。
先に待っててと言ったのはそっちだろ?
忘れる事はねぇよ……いや、忘れてやらない。

忘れない、ミハエルを忘れたらそれまでの事もなかった事になっちまうから。

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大事なものだけ、か……そうだな、そうするよ。

ミハエルはそういうモノ道具なんかじゃない。
ミハエルは、ミハエルだ。
今までがそう道具だったとしても。
今は、違う。

少なくとも俺は、そう思ってるから。