RECORD

Eno.28 壽司寿司の記録

■4

怪異になった友人たちの話。

猫は受け入れますよ。だってほら



猫は猫になる運命でしたから『にゃ』



よくわかりません。

怪異だったら、皆の事まてるでしょ?



なぜ?

人である事を捨てれば、神に近づけますよ!それはもう、素敵な事だと思いませんか!



そんなわけない。

私は、怪異も神も嫌いだ。

全部全部嫌いだ。

元通りには戻せない。
人として生まれたのに、なぜ、人であろうとしないのでしょう。

運命だから
そう自分が願ったから
自分がそうしたから
選んだから

・・・・・・どうして

これから、素敵な人生をおくってくださいませ



・・・・・・一番嫌いなのは自分だ。

そんな自分にが問う。

すーちゃんは、凄く苦しんでいるように見えます



猫と違って、きっと、運命から逃れようと足掻いているのでしょう



すーちゃんの、帰る場所はどこですか?



かえるばしょ。
そも、私に居場所があったでしょうか。
猫は優しい声で続けるのです。

いつか見つかるといいですね。猫ですか?猫は――



お互い様じゃないですか



彼女の答えを聞いて、笑ったのを覚えています。
私達は、のんびり屋の猫と、その辺に咲く名もなき花なのでしょう。
きっと。