RECORD

Eno.7  の記録

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部屋があった。


部屋の中には自分が居た。


自分で自分を眺めるのは滑稽にも思えた。


現実逃避でしかないと分かっていても、無意識的に行っているものだった。


             



激動や激情の中で脳裏を冷やす様に、まるで他人の様に自分が見えていた。感覚や記憶も一人称視点で残っているのと並行して水を差す様な何かがある。
何時からそれを始めたのかは覚えていないものの、記憶を探るに比較的幼少期だとは思う。

だから、よくある光景だった。
それは慣れた行いだった。
日常の破片だった。


             



陽の落ちた時間。光の無い部屋。背に感じるマットの半端な硬さ。
眺めていたし、それは実体験だった。

……。
最中、「可哀そうに」と言われたことがあった、様な気がする。
昔も今も、この間の一室でも。或いは、呪い、

             


足が痛くて立てないのなら立たなくて良かったんじゃあないの?

忘れ探している。




役立たず穢れてる役立たず穢れてる役立たず穢れてる
存在意義がない癖に。
まだ息をしている。

何も問題は無い。