RECORD

Eno.48 Siana Lanusの記録

§7頁目

(字は丁寧に整えられていた。)
(……日記に何か挟まっている。)

シアーナへ

いいえ、問題ありません。
強いて言うのであればこの日記は急がずとも構いませんので、体調不良の際には焦らずとも大丈夫ですよ。
私の知る貴女は人々から慕われ、また親しくされていたと思います。貴女の戦いや話を通して好ましく思われた方も多いかと。
人望とは自覚し難いものではありますがね。
ダーツは、確かに腕にかけて程よい運動になるかもしれません。他に何かあれば私も見繕ってみましょうか。

預け物に関しては、僭越ながら此方に同封させていただこうかと。
ただの私物ですが嵩張るものでも無いので。

実際、自分がどうかはさて置き人が活き活きとする姿は目に焼き付きますから。
それを思えば、妥当なのかもしれません。


やはり、事は起きたのですね。
流石にそこを察しない程に呆けたつもりはありませんでしたが。
宗教と宗教が対立すれば、或いは権力を要とし衝突が起きればどうなるのかは、私も身を以て存じているつもりです。

事の顛末が如何なるものであったとしても。
私は、貴女が生き延びてくれて本当に嬉しかったですよ。
貴女が友人で良かった。

ジュヘナザート




(日記には、銀色の十字架が挟まっていた。)