RECORD

Eno.133 噂話の記録

『藤見崎鉄』

語部葵である以前に、僕は、クロガネでならねばならない。
僕が預かってる物だから。

誰かであるというのは、難しいな。



お兄ちゃんに、おはなしをした。
お兄ちゃんの答えがみつかるといいね。



僕は悪い子だと思う。
ああ、お兄ちゃんはいってくれたけど。
ひとりぼっちがいやだから。
だから、提案したのだもの。

でもね。
僕よりも、お兄ちゃんの願いを優先してほしい。
どちらにしたって僕は、いつか消えてしまうかもしれないし。
僕は道具に過ぎないから。
いつか、七不思議でさえなくなる未来もあるかも。
どうだろうな。
『彼』次第だろうな。

全ては、噂を広めてるその人次第だから。