RECORD

Eno.267 鳴瀬 明輝の記録

鳴瀬 明輝の独り言3

魔法生命体それはある日突然この観世かんぜを襲った。

旧観世きゅうかんぜこと、深夜都市しんやとしの方からやってきたことが目撃され、政府は対策本部を立ち上げた。

それが夜義隊やぎたいだ。

人々を魔法生命体から守るため、特注の武器を作り、使い、退治する。
それが使命。

使命だった。


次目覚めた時は、何もかも見えなくなっていた。
深夜都市あそこみたいに暗く、光も見えない。何がいるか分からない。
分からないというのは怖いことだ。理解してしまった方が個人的には楽だった。

だから、病院の寝床の上で昇格を彼女に譲った。
その時彼女はいたのかは知らない。その日を境に自分への態度が悪くなった気がした。

でもしょうがない。自分はもう、使命のために刀を振るえないのだから。



「こんな濁った目じゃあ、キミの笑顔も見れないんだから」