RECORD

Eno.534 ソノエの記録

随筆

ここで初めて口にするまともな食事は、よりにもよってポップコーンだった。
味はしなかった。

件の闘技自体はどうとでもなりそうだった。
殺人ロボットを解体して回った経験なんて役に立って欲しくはなかったが。
少なくともこの場において、自分は受け入れられる人種らしい。

入場時に借りるあの上着は結構しっかりしててよかった。
いつの間にか上着も無くしていたし、そのままもらうことにした。
……後にスタッフに叱られたが。
後から料金を支払うならよしとされた。商品化されてるらしい。

どいつもこいつも血気盛んで嫌だ。好き好んで闘技を行う時点で当然か。
寝込みを襲われる不安がないだけ平和な世界ではある。
むしろライフラインの供給、整った設備、攻撃性が闘技に吸収されることによる治安の維持……
闘えさえすれば安全で過ごしやすいとすら

別に闘うのなんか好きじゃない。早く帰りたい。