RECORD

Eno.128 ✧˖°の記録

「僕は自由になりたかった」



「いや、なれなかった……のかな」

「……でもね、この力が嫌いとか、身分が嫌だったとかではないんだ。
むしろ誇りを持っているよ。僕にしかない美しい物だから」



「……夢を見たんだ、とある人の手を借りて、遠い所に出た夢さ」

「僕は彼を裏切り、自由になったんだ」

「……その後は目覚めちゃったから、覚えてないな」





「でも、よくない結末だったんだと思うよ」




…………本当にこの世界から、逃れられないのか。