RECORD

Eno.296 ロック・グレーの記録

自罰は自傷行為にも似て

どうしようもない自罰と自己嫌悪を抱えている
赦されたいと叫ぶ己を殺しきれずに血を流している


呑み込んだ言葉を口にすることは、吐き気にも似て苦痛を伴う
喉が詰まって、息の仕方もわからなくなる

過去に首を絞められている
吐いた言葉が誰かを貶めていると錯覚する
己の望みが誰かの過去を否定していると思う
いつだって間違いを恐れている

悪意も優しさも受け入れられない臆病さが
見当違いの思い上がった自己満足が
偽善じみた防衛本能が

愚かで、見苦しくて、浅ましい

それでも
他者よりも価値があると思える
自分意思が、ない
どこにも


促されて、吐き出した淀みは苦かった
文字通り、反吐を吐くような
こんなものをはらわたに詰めているのかと
酷く恐ろしい


「きもちわるい」

「くるしい」

「こわい」


一度自覚してしまえば、無視することなどできなくなっていた

ぐるぐる、ぐるぐる