RECORD

Eno.48 Siana Lanusの記録

◇11


我らが本流、大いなる水源。
かれは、今、まだかの地に御座すだろうか。

肩の祝福の証が消えたことしか、
私には、分かる事がない。




我等が水源は、人を救わない。
その御導きに従って流れることで、
いつか大海に至る救われる


「……大いなる我等が水源よ、
 どうかこの支川に水をお流し下さい」

だから私達の祈りは
その道を確かめるためのものだった。
我等が水源に、流れるべき場所を問うためのもの。

「その流れを以て、お導き下さい。
 この道の正しさを、お教え下さい」

神は祈れど救わない、など笑える話だ。
そんなもので救われるほど、甘くは無い。
自ら歩かなければ、進むはずがない。

「我等が清流を、いつか大海へ」



至りたかったな。
私は、どこを流れれば。



「まだ」「帰らない・・・・?」


───まだ、帰れない・・・・