RECORD

Eno.173 劉 浩文の記録

浩文へ

突然だけど、会って話がしたい。
色んな人に言われたんだ、お前たちはきちんと
顔を合わせて話し合うべきだって。
たぶん、お前も色んな人に言われただろ?

故郷にいた時は周りの目もあるし本音で話せなかったと思うんだ。
でも、ここなら俺たちしかいない。
きっと父上も母上も、家臣や国民だって俺たちが今
日々なにしているかなんて知らないはずだ。
だから、そんな世界で、お前とちゃんと向き合いたいんだ。
国の後継を決めるために争い合っている皇子二人としてじゃなくて、
双子として生まれた浩然と浩文として。

日取りはそっちの都合のいい時でいい。
返事もすぐじゃなくていいよ。
覚悟ができたら、返事をくれ。

浩然より