RECORD

Eno.54 アジュール・プリズムの記録

四基 🔷-🔷🔷🔷🔷🔷

エデン・レジリエンスにおいて、
天使とは《主に愛された存在》です。

アジュール・プリズムは誰よりも情愛に満ちた存在です。
人間に近い道徳観と理想を兼ね備え、
明確な善の意識と悪の意識を持ち合わせ、
その行動は常に善を願い、愛に溢れていました。

アジュール・プリズムは誰よりも人の痛みが分かります。
争いを嫌います。戦いを望みません。平和を尊びます。
悲惨で醜い争いが無くなることを望みます。
優しい世界が来ることを望みます。

アジュール・プリズムは誰よりも人を愛しています。
アジュール・プリズムは誰よりも人の幸せを望みます。
アジュール・プリズムは誰よりも人を救いたいのです。

それでは。

愛する事とは? 幸せとは? 救いとは?
アジュール・プリズムは答えました。

「愛とは、人の数だけ存在します」

「幸せとは、満ち足りを感じる取ることです」

「救いとは、心の中に在ります」



アジュール・プリズムは少女型の天使です。
天使は主の使いであり、その証として翼と神秘の力を持ちます。

《🔷-🔷🔷🔷🔷🔷》とは、
《天からの贈り物》という意味でした。



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外の喧騒とは打って変わった、静かな夜。
宿の一室、夜が訪れると、ベッドの上で丸くなっていました。
いつもならば、隣には先輩や主様がいてくれます。
しかし、今は誰もいません。

「…………」


透き通った青髪が、シーツから落ちて、床に触れていることも気づかず、
アジュール・プリズムは、一人ぼっちで眠りにつきます。

うっかり闘技世界異世界に迷い込んでから、
7回目の夜明けが訪れようとしていました。