RECORD
【配信切り抜き】あーし大好き~【緑】

「はろはろ〜みなさ〜ん。アブシディちゃんだよん」

「あーしはテラス席がお気に入りかなー。
サラダ系のメニューがある場所ならどこでも行くけどね」

「ん?あんまり好き嫌いないよ、あーし達。
普段は毎日同じ物食べてるしね〜 」

「……トマトはちょっと苦手だけど」
〜切り抜き〜

「あーしはあーしのこと大好き!
だって一番あーしを理解してくれるもん」

「絶対に同じ考え方をしてー、
絶対に味方になってくれてー、
絶対にあーしを理解してくれる!」

「ええ〜?そんな自殺するヤツのことなんか知らないよ」

「……自分を傷付けるのは、寂しいからでしょ?」

「誰にも理解されなくて、誰にも助けて貰えなくて、苦しいからでしょ?」

「自分がもうひとりいたら、そんなことにはならない」

「みんなはさー、自分以上に自分を理解してくれる人っている?」

「……いないっしょ?」

「このとーり、クローンは愛する者の為だけではなく!
自分の為にもなるのです」

「リアルタイム同期型クローンは、鬱病に効果があるという実験結果もあんよ。
他人に依存するよりは、自分に依存する方が良い。精神的にも経済的にも自立に繋がるからねー」

「絶対的な味方がいるってーのは、健全な精神の成長を促すんよ。
不安だらけの思春期を過ごした人間がどうなるか、みんなの世界でも結論は出てると思う」

「正しい意味で、一人前の人間になれるんだ」

「……勿論、クローン無しでも成熟した精神を持つ人はいるよ?
でもみんながみんな、そうやって独りで真っ当に生きていける訳じゃない」

「お、気付いちゃった人もいるね。
悪いことにだって使えちゃうよな、自分だもの」

「……もうひとりの自分をどう扱うかは、みんな次第だよ」
「だけど」

「あーし達は“善く生きる為に”クローン技術を使うし、使ってほしいと願ってる」
………
……
…