RECORD

Eno.134 タニムラ ミカゼの記録

業務日誌
 谷村 三風


 またメッセージ溜まってる……お前ら仲間たちは一日に一回は連絡しないと気が済まないのか。

 上着は……洗濯して乾かしている。思ったより磯臭かったから。身体拡張義肢を改造人間っていったの誰だ。素で力があって、異能の使えるお前ら魔導クローンと並ぶにはこうするしかないんだよ。

「っ……くしゅ



 …………

 止めろ止めろ止めろ!メッセージ爆撃止めろ!
 遠隔で“劣化”が使えるか試そうとするな!!
 身体は頑丈な方だって何度も言ってるだろ!

 お前らはすぐそうやって心配する。犠牲になろうとする。“劣化“代償の力を振るおうとする。
 それで何人俺の前で死んだと思ってるんだ。純人間だからって庇いやがって。憐れみやがって。
 “劣化”あってこそ魔導クローンだって? 魔導クローンは死が怖くないからって? ハイハイ、命を無駄にするなら『乱暴な仕事』の時にしろ。“劣化”の無駄打ちも、肉壁にでもしてやる。

 だから本当にやめてくれ。
 『乱暴な仕事』戦いの依頼の前には整理はつけるけども。

 今は誰の死も、思い浮かべて傷になる。