RECORD

Eno.3 マイリーの記録

御嬢が欲しかったモノ


数日前、御嬢と話した内容を思い返す。
オレがずっと疑問に思っていた。ある部分に関する話。

なぁ、御嬢。どうしてレディが大切で、大好きな人なんだ?



ペルシルのこと?



そうだ。友達なら他にもいるだろう? どうしてレディなんだ?



それはね……マイリー、ずーっとおにいちゃんかおねえちゃんがほしかったの!



パパもママもマイリーがみえなくなって、ほかの人もマイリーがみえなくなってもね



おうちにそういう人がいてくれたらへいきなのになって、ずーっと思ってたの



ペルシルはね、おねえちゃんってこういう人なのかなーってマイリーがおもう人!



いろんなあそびをおしえてくれてー、他にもうれしいことおしえてくれてー



マイリーにもちゃんと分かるようにおはなししてくれてー、ともだちともなかよくしてくれてー



あとね、マイリーのことをちゃんとここにいるよって、みつけてくれるの!



見つける? どういう事だ? ここにいる人達は御嬢を見つけてくれる人達だろ?



んーっと……ガスはマイリーにおはなししてくれた時、どうしておはなししようと思ったの?



えーっと気まぐれ、じゃないな……んー……御嬢と目が合ったからかな



そう! みんながマイリーのこと、みえなくなっちゃうのはね? マイリーがみえないモノの話をしたとき



そのときにね? マイリーの目をみて、ここにいるよーっておはなししてくれる人!



だから、ペルシルはマイリーのたいせつで、だいすきな人!



御嬢が友達を求めていたのは事実だ。だが、本当に求めていたモノをオレはこの時、初めて知った。
学校で除け者扱いされていた時も、両親がどう接すれば良いのか悩んでいた時も、
安心出来るハズの居場所に、たった一人居てくれるだけで救われていた存在。


……OK。御嬢。良い答えだ