RECORD

Eno.134 タニムラ ミカゼの記録

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雑記

 不意に涙を溢す。
 何かがあったわけでもなく、業務中の、ふとした間に。

 仲間たちクローンたちがギョッとした顔をするから、通話を切って机に突っ伏せる。多分今頃「どうしたんだよ」って連絡が山のように来ている。気にしないでくれとしか言えないのだが。

 ジワジワと君が死ぬという事実が襲ってくる。
 君は、こうなるから言いたくなかったって言ったのが理解出来るようになる。だからそのまま逃げたほうが幸せだって、分かってきた気がする。
 俺は、全く先が読めてなかったんだな。本当に馬鹿だなぁ。

 次第に涙も大粒になって嗚咽すら出てしまう。
 それでも、君に会えるのが愛しいよ。
 後悔なんてしてない。