RECORD
Eno.44 ブルーバードの記録
「 」
ずっとそばにいるから
そう言い、追手に剣を抜いた”愛しい”王子様は
腕や足を失い、真っ赤に染まった体で、失血で白くなりゆく私の視界を覆って遮って、すぐに天界に連れ帰った。
幼い私に見せるわけにいかないものが、そこにあったんだろう。
貴方が死ぬことになった原因は間違いなく私にある。
あの戦乱を引き起こしたのは、私が帝の求婚を断って”王子様”を選んだからだ。
帝の決定は絶対。
それに逆らう者は死する定め。
貴方と私を殺した犯人は誰?
みんなは無事でいる?
体がどこも動かない。泣くことも、言葉を紡ぐこともできない。
誰もいない
真っ白だ。
死の瞬間は、昨日のことのように覚えている。
全ての責任は私にある。
それを未来永劫背負っていきたい。姫様と呼ばれた者の責務として。
もう誰も覚えていなくても、誰もいなくても、私は……皆がそう呼んでくれたことに値する、立派な『姫様』になりたい。
そう言い、追手に剣を抜いた”愛しい”王子様は
腕や足を失い、真っ赤に染まった体で、失血で白くなりゆく私の視界を覆って遮って、すぐに天界に連れ帰った。
幼い私に見せるわけにいかないものが、そこにあったんだろう。
貴方が死ぬことになった原因は間違いなく私にある。
あの戦乱を引き起こしたのは、私が帝の求婚を断って”王子様”を選んだからだ。
帝の決定は絶対。
それに逆らう者は死する定め。
貴方と私を殺した犯人は誰?
みんなは無事でいる?
体がどこも動かない。泣くことも、言葉を紡ぐこともできない。
誰もいない
真っ白だ。
死の瞬間は、昨日のことのように覚えている。
全ての責任は私にある。
それを未来永劫背負っていきたい。姫様と呼ばれた者の責務として。
もう誰も覚えていなくても、誰もいなくても、私は……皆がそう呼んでくれたことに値する、立派な『姫様』になりたい。