RECORD

Eno.98 サーニャの記録

焦燥

今回も駄目だった。いや、戦法を変えていなければ通っていた。
だったら何故変えた!?本心をもっと聞きたかったから?いや、そんな事を知りたがって本髄を見誤ったら元も子もない!一時の好奇心で後に影響を出してるなんてお笑い草にもならない。駄目だ、もういい、何も考えずに今は、休もう。準備ならとっくに済んでいるんだ、明日、明日こそ、アルアなら、きっと──────





気がつけば、傍に8本の薔薇が置かれていた。コレを置いていったのは、きっと。
────嗚呼、彼はようやく『休めた』んだ。そう思うと、安心すると同時に、少しだけ羨ましさを覚えた。