RECORD
Eno.56 スミスの記録
手記
我が主は、その命の奔流が如き御方である。
世のエネルギーの中心にいる御方である。
火の神たるは、我が主である。
主はひとたび地上を指差せば
地は熱を帯び、海は火を噴き
瞬く間に地上を被われた
争いにかまけた命をもろとも、火に焼べていく。
憐れにも愚かな命をもろとも、熱に並べていく。
全ての命が平等になり、エネルギーになり、煮られていき
主の手の内に還るのである。
…
私は地上の一部を任されし者のうちの1柱。
主は仰った、地上の命の持ち得る物の監視をと。
その為に金を煮る権限を、私に授けられたのだ。
私は命に、道具の打ち方 得物の打ち方
それらを一部の敬虔な命に伝えた。
命は時には命をかけて、あるいは魂をかけて
金属を熱し、打ち、己が技術も、誇りもかけ
精錬される様子は 美しく芸術的であった。
そうして命らは私や、我主を敬い
鍛治そのものの信仰と祈りを、届けるようになった。
鍛治の者は、私の名である スミスを苗字で名乗るようになったのだ。
その力に肖るように。
…
オレは、鍛治をする人間も 金属加工をする人間も
それらの人間の魂込めた得物、それを魂かけて振うものも
等しく、正しく、好ましく思っている。
主よ、もう少しばかり 待っていてください。
此処でしか見れない、魂のぶつかりと輝きがあるのです。
弥栄!
世のエネルギーの中心にいる御方である。
火の神たるは、我が主である。
主はひとたび地上を指差せば
地は熱を帯び、海は火を噴き
瞬く間に地上を被われた
争いにかまけた命をもろとも、火に焼べていく。
憐れにも愚かな命をもろとも、熱に並べていく。
全ての命が平等になり、エネルギーになり、煮られていき
主の手の内に還るのである。
…
私は地上の一部を任されし者のうちの1柱。
主は仰った、地上の命の持ち得る物の監視をと。
その為に金を煮る権限を、私に授けられたのだ。
私は命に、道具の打ち方 得物の打ち方
それらを一部の敬虔な命に伝えた。
命は時には命をかけて、あるいは魂をかけて
金属を熱し、打ち、己が技術も、誇りもかけ
精錬される様子は 美しく芸術的であった。
そうして命らは私や、我主を敬い
鍛治そのものの信仰と祈りを、届けるようになった。
鍛治の者は、私の名である スミスを苗字で名乗るようになったのだ。
その力に肖るように。
…
オレは、鍛治をする人間も 金属加工をする人間も
それらの人間の魂込めた得物、それを魂かけて振うものも
等しく、正しく、好ましく思っている。
主よ、もう少しばかり 待っていてください。
此処でしか見れない、魂のぶつかりと輝きがあるのです。
弥栄!