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Eno.112 ジャンクの記録
『泥船の旅人たち』レビュー ★★★★★
上下巻の雰囲気の落差から怪作として物議を醸している本作だが、ストーリーの構成自体は矛盾点がなく、ポストアポカリプス日常系からSFへ視点が鮮やかに移り変わるさまは個人的には好みだった。
下巻を読了したのちに上巻を読み返すとふとした場所に散りばめられた伏線に驚く。緻密な伏線回収が好みの人にオススメ。
上下巻でまったくテイストが異なる、1度で2度美味しい作品。
が、ほかのレビューにもあるように、下巻の容赦のないエログロナンセンスによって醸し出される異様な雰囲気は、かなり好みが分かれるポイントだと思う。
上巻の雰囲気が(ところどころ不穏の陰は見え隠れしていたが)概ね和やかだったのもあって、所謂「騙し討ち」めいた構成だという声は否定しづらい。
是非1度は前情報無しに読んで欲しい「怪作の雄」ではあるが、上記のような描写に耐性の無い人に不意討ちで読ませるのは……と言うのがいちファンの悩みどころ。
下巻を読了したのちに上巻を読み返すとふとした場所に散りばめられた伏線に驚く。緻密な伏線回収が好みの人にオススメ。
上下巻でまったくテイストが異なる、1度で2度美味しい作品。
が、ほかのレビューにもあるように、下巻の容赦のないエログロナンセンスによって醸し出される異様な雰囲気は、かなり好みが分かれるポイントだと思う。
上巻の雰囲気が(ところどころ不穏の陰は見え隠れしていたが)概ね和やかだったのもあって、所謂「騙し討ち」めいた構成だという声は否定しづらい。
是非1度は前情報無しに読んで欲しい「怪作の雄」ではあるが、上記のような描写に耐性の無い人に不意討ちで読ませるのは……と言うのがいちファンの悩みどころ。