RECORD
Eno.601 魔獣狩りの記録
コルキォズ・コモンという男は、西の魔獣狩りとしてその名は大陸によく知られている。
─嘘である。
どんな大英雄とて、名前が知られているとは限らないように、コルキォズもまたそうであった。
──しかし、西の魔獣狩りときいてピンとこないものはあまりいなかった。
魔獣狩りの中でも西の魔獣狩りは特に在任期間が長く、そして強い存在として知られている。
西の区域に魔獣の被害特にあまりみられないのは、彼が迅速に打ち倒しているからだとか、なんとか。
190は超えているような屈強な巨躯をもち。
片目には眼帯をし。
いかつい顔立ちの鎧の男は。
その背に背負った大剣で、魔獣を叩き潰すのだと。
──英雄。
魔獣に襲われる前に街を救われた人々は、そう彼を呼ぶ人もいたという。
◆
その実態は、のんびりとしていて。
寡黙ではあるが、賑やかのあるところで飯を食べることを何より好む。
人好きの男であったのだけれど。
人を親しみ。
人を慈しみ。
彼らに厄災が降り注がないように。
呪いを受けても、戦い続ける。
…それはそれとして自分も生きてみせる。
死にたいわけではなく、自分の明日もつかみ続けてやる。
そして次代の苦労が少しでも減るように。
この世界のシステムは変えられないから。
長生きすることで、ちょっとだけ世界に反発してやる。
だから今日も剣を振るい。
──飯が美味いということで。
大飯喰らいの、
コルキォズ・コモンという男は、西の魔獣狩りとしてその名は大陸によく知られている。
─嘘である。
どんな大英雄とて、名前が知られているとは限らないように、コルキォズもまたそうであった。
──しかし、西の魔獣狩りときいてピンとこないものはあまりいなかった。
魔獣狩りの中でも西の魔獣狩りは特に在任期間が長く、そして強い存在として知られている。
西の区域に魔獣の被害特にあまりみられないのは、彼が迅速に打ち倒しているからだとか、なんとか。
190は超えているような屈強な巨躯をもち。
片目には眼帯をし。
いかつい顔立ちの鎧の男は。
その背に背負った大剣で、魔獣を叩き潰すのだと。
──英雄。
魔獣に襲われる前に街を救われた人々は、そう彼を呼ぶ人もいたという。
◆
その実態は、のんびりとしていて。
寡黙ではあるが、賑やかのあるところで飯を食べることを何より好む。
人好きの男であったのだけれど。
人を親しみ。
人を慈しみ。
彼らに厄災が降り注がないように。
呪いを受けても、戦い続ける。
…それはそれとして自分も生きてみせる。
死にたいわけではなく、自分の明日もつかみ続けてやる。
そして次代の苦労が少しでも減るように。
この世界のシステムは変えられないから。
長生きすることで、ちょっとだけ世界に反発してやる。
だから今日も剣を振るい。
──飯が美味いということで。