RECORD
Eno.127 シトルーの記録
海
それが、初めての海だったんだ。
「*馬鹿*」
声が聞こえた。水中なのに。
人間じゃないような声で、でも、人間として。
他に思いつかなくて、頼み込んで、一緒に海に入った。
海は近くて遠くて、半分海月だけど半分人間だから、入ったことがなかった。
最初は眼を閉じてた。暗くて昏かったから。
最近、気付き始めてる。自分は何もかもが信じられてないんだって。
ガキなんだ。どうしようもなく。
馬鹿と言われて眼を開いた先、海に包まれて見た金色をオレは忘れることは無いんだろう。
気が合わなくて相性の悪い、人間を。
「*馬鹿*」
声が聞こえた。水中なのに。
人間じゃないような声で、でも、人間として。
他に思いつかなくて、頼み込んで、一緒に海に入った。
海は近くて遠くて、半分海月だけど半分人間だから、入ったことがなかった。
最初は眼を閉じてた。暗くて昏かったから。
最近、気付き始めてる。自分は何もかもが信じられてないんだって。
ガキなんだ。どうしようもなく。
馬鹿と言われて眼を開いた先、海に包まれて見た金色をオレは忘れることは無いんだろう。
気が合わなくて相性の悪い、人間を。