RECORD

Eno.374 ぺルシルの記録

ふたり言

先程会話を終えたばかりの女性の事を思い返し
少女は何度も小指を眺めていた。

ペルシル。ここでできた初めてのともだち!



少女は無邪気に笑みを浮かべ、うろ覚えの指切りを口ずさむ。
ひとつ目の霊もつられるようにして笑った。

他の遊びも見つけるって約束だったよな。御嬢はさっきの友達と何をしたら楽しい?


なんだろう? ゆびきりもたのしかったし、お話してるだけでたのしかったかも



少女は難しい顔をして友達と何をしたら楽しいのかを考え始めた。
今まで少女は戦う事こそが遊ぶ事であると思っていた為、
それは非常に難解な問題であった。

考えがまとまらなかったようで、一息入れるようにラムネを飲み始める。

あそばないあそび……んー?



空になったラムネ瓶の中でビー玉が音を立てて転がった。

ラムネの玉よりキラキラしてたなー



ラムネ瓶を陽に透かし、少女は友達の瞳を思い返す。
答えはまだまだ見つかりそうになかった。